モロッコの世界遺産はどんなものがあるのか調べてみました。
フェズ旧市街
フェズ旧市街は8世紀頃から続く歴史のある都市です。
世界遺産にも登録された旧市街(メディナ)は、迷路のような街となっていて細い路地が複雑に入り組んでいます。
過去のイスラム王朝は、外敵から侵入を防ぐために、複雑な街並みにしたという。
世界で一番迷子になると言われている街並みです。
市場(スーク)などもあり、散策するのも楽しい迷宮の街です。
マラケッシュ旧市街
マラケッシュ旧市街は1985年に世界遺産に登録されました。
20kmにも及ぶ城壁に囲まれている旧市街です。
旧市街の中心にある「ジャマエルフナ広場」では、蛇使いなどの大道芸や伝統的な料理を出す屋台などで賑わっています。
観光でしやすいスポットの1つです。
城壁内には宮殿や、市場(スーク)などもありモロッコの伝統的な雰囲気を味わうことが出来ます。
アイット・ベン・ハッドゥの集落
モロッコで1番美しいと言われている街です。
アイト・ベン・ハドゥの集落は、1987年に世界遺産に登録されました。
モロッコの中部のアトラス山脈山中のワルザザートの街近郊にある集落の遺跡です。
アイト・ベン・ハドゥの集落の建物は赤茶色の日干し煉瓦を使用されていて、壁はとても分厚くなっています。
夏に40度を超える気候でも、室内は涼しく保たれています。
城塞に囲まれた居住地区となっています。
外敵の侵入に備えられた造りになっていて、入口は1つだけです。
まるで迷路のように道は細く入り組んで造られています。
塔の壁には銃眼が設けられていて、敵を銃撃することが出来るようになっています。
籠城が出来るように、食糧庫が頂上部につくられて備えも出来るように造られています。
古都メクネス
モロッコの首都「ラバト」から東におよそ130kmの位置にある「メクネス」
かつての王が華麗で美しい街へと造りかえたとされる街並みは、フランスのヴェルサイユような街並みにしようと大規模な街の改造が行われました。
ヨーロッパ文化を取り入れた世界遺産に登録されるほどの美しい街になりました。
温暖な気候で水にも恵まれている土地です。
ティゥアン旧市街(旧名ティタウィン)
モロッコの北部にある街です。
モロッコの地中海側にあり、1997年に世界遺産に登録登録されました。
「白い鳩」の異名をもつテトゥアンは、白い壁の家が多く立ち並び世界遺産に登録されました。
家々の天井には彫刻や壁画など、グラナダのアルハンブラ宮殿に残る装飾に似た特徴があります。
伝統産業は銀の糸をはめ込んだタイル製造や厚底の履物や織物類などがあります。
ヴィルビリス古代遺跡
モロッコ最大の古代都市遺跡とされています。
約2000年近くも前の巨大な建築物や美しいモザイク画がみられる、ローマ時代の古代遺跡です。
ムーレイ・イドリスという古都があり、「聖者の町」と呼ばれています。
ローマ時代には4万人もの人々がこの町でオリーブオイルやワイン・小麦などを作っていました。
6世紀ごろまでは人々が生活されていたそうです。
エッサウイラ旧市街(旧名モガードル)
「モガードル」と呼ばれたモロッコ王国の西の大西洋岸の港湾都市です。
歴史は古く、紀元前800年ごろにフェニキア人によって、港町として造られ漁業や商業を中心として栄えた街です。
今は、リゾート地として芸術の町として発展をとげています。
モロッコの方達も「一度は行ってみたい港町」と言うほどです。
特にヨーロッパの方々に人気のある街です。
マザガン(エル・ジャディダ)のポルトガル都市
北アフリカモロッコの大西洋岸の小さな町です。
現在は「アルジャジーダ」という名前でアラビア語で「新しきもの」という意味です。
インドに向かうポルトガル人のアフリカにおける移住地域とすることが目的でした。
モロッコ軍に敗れ、ポルトガル人は追い込まれ、その後モロッコの王により再建されました。
ポルトガルのマヌエル様式を伝える貴重な都市として、2004年に世界遺産に登録されました。
アル・ジャディーダ旧市街の城壁や砦や地下水水槽や教会には後期のゴシック建築など、様々な時代の建築様式が残っています。
あとがき
モロッコの世界遺産について調べてみました。
歴史の中でいろいろな時代の建築物が残っていたり、とても綺麗な風景だったりとモロッコの魅力が沢山ありました。
別の記事では世界遺産とは違ったモロッコの魅力を紹介しています。
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